目から…ウロコ(なみだ)。子供の頃学べなかった人間関係。一生誰も教えてくれない(であろう)人との境界線。そして「自分はまだ変われる」「人生は変えてゆける」という希望。
独身パート女ゆりです。
『アダルト・チャイルドが人生を変えていく本』(アスク・ヒューマン・ケア研修相談室)読了。
頭の中で絡まっていた糸がほどける、というのはこういう感覚なんだな、と感じました。
特に以下の2点については、今後生きていく上で大きな手掛かりになりそうです。
(3章)人と人は対等「アサーティブ」
「アサーティブ」というコミュニケーションは他人も自分も大切にしながらうまく自己主張するコミュニケーション。ACじゃなくても役立ちそうです。
どんな社会的立場でも、雇用形態でも、性別が違っても、上司でも部下でも、「人と人である」という部分で人は対等であり、自分の意思を主張する権利がある。ということが書かれています。
ちなみに私のような他人の顔色窺いACは通称「オロロ」と名付けられていて、ピッタリすぎて面白いです。
「オロロ」のコミュニケーションは、言ってみれば「相手だけ」が満足し気持ちよくなるコミュニケーション。
私の場合、自分ばかりが我慢してるのにそれでも押し付けられて、損をして不満を溜めこんで、大爆発して信用を失って逃げ出して……
「アサーティブ」に、今まで同じ箇所で転倒し続けた人生から抜け出すための一筋の光が見えた気がしました。
アサーティブについては今後さらに詳しく学びたいと思っています。
(5章)親しくなるプロセスを知る
5章には衝撃を受けました。人間関係の親密さには1~7段階までプロセスがあるということが書かれているんですが…全く知らずに生きてきました。
主に恋愛に関してですが、つねにいくつかのステップを跳ばしていたという重大な過ちに気付きました。
というよりも「1の次は2に進む」「恋愛にも親密さの段階がある」ということを今まで知りませんでした。時すでにお寿司。
あまりここら辺の内容を詳しく書くとネタバレ?になってしまうかもしれませんので控えます。
これは私自身の個人的な話ですが、「いいお天気ですね」という世間話の次に「付き合ってください」と言ってしまうようなクッ×メン×ラでした。
そりゃうまくいくわけねえよな。生まれてから昨日までずっと「1の次は5に進む」だと思いこんで生きてたんだから。
はぁーー凹むわ……でも伸びしろですね。ほんとかよ。
AC本を読むとぐったりする
実はAC関連書籍をきちんと読んだのは初めてでした。
上記の本は『アダルト・チャイルドが自分と向きあう本』(同出版) の続編となっています。
『~自分と向きあう本』が理解編なら『人生を変えていく本』が実践編という位置付けです。
今までAC本を読まなかった理由としては
・毒親への怒りが再燃・爆発する危険性
・たくさんある理解・認識編より対処・実践編を知りたい
・脳が色々と疲れる
この3点が挙げられます。
やはり読んでいると毒親に対しては生の感情が沸き上がってくるのを感じました。ぐったりします。
それでもよりよい人生を生きるために、読んでみる価値は大変高かったです。Kindle本なので中古で売れませんが、これはもうバイブル的に大事にします。